第115回ミシガン金曜会研究発表会
- michiganfriday
- 6月1日
- 読了時間: 1分
2025年5月9日(金)に第115回ミシガン金曜会研究会がBSRBで開催されました。
講演者と講演タイトル:
三品 裕司 先生
(Department of Biologic and Materials Sciences & Prosthodontics, University of Michigan School of Dentistry)
「我々の顔はどうやって決まるのか?イケメン遺伝子検索の旅」
三品先生には、顔面がどのように形づくられるかという発生機構、そしてその過程に異常が生じた際に起こる口唇裂や顔面裂などの先天奇形の発症機序についてご講演いただきました。先生の研究室では、逆遺伝学的アプローチを用いたモデルマウスの解析を通じて、骨形成因子(BMP)シグナルの過剰な活性と、それに影響を及ぼす環境要因との相互作用を通じて、顔面裂の発症機序を解明されています。
さらに、三品先生ご自身の渡米から約30年にわたるご経験を踏まえ、異文化環境における研究者としての「生存戦略」についても、軽妙かつ含蓄あるお話を伺うことができました。最先端の科学とユーモアあふれる人生談が交差する、大変有意義な時間となりました。
懇親会ではAnn Arborでの生活や研究に関する意見交換が盛り上がり、充実した時間を過ごすことができました。改めまして、三品先生に心より御礼申し上げます。



Comments